水溶性コプロセス添加剤SuperTab® 40LLのご紹介

  SuperTab® 40LLは、特許取得済みの製法により、無水乳糖とラクチトール水和物を造粒して得られた水溶性コプロセス添加剤です。極めて優れた機能性(成形性、流動性、薬物担持力)により、ミニタブレットのような高含量処方でも直打できます。また、低い滑沢剤感度により、滑沢剤の使用による処方複雑性を軽減し、混合工程のスケールアップが容易に実施します。

 


錠剤開発において直打法への積極的な検討は進んでいますが、原末の特性によっては直打法では難しい場合があります。SuperTab® 40LLは無水乳糖ベースのコプロセス添加剤で、直打が難しい原末の特性を根本的に改善し、直打法の適用範囲を拡大できます。当製品は、流動性が優れているため、安定な高速打錠が可能です。また、低い滑沢剤感度により錠剤硬度のバラツキが少ないから、量産化の時に処方の頑健性を向上させます。そして、非常に良好な成形性により低い打錠圧でも製造ができることで、臼杵の使用期間を延長します。高い薬物担持力により、極めて高含量処方にも適します。

SuperTab® 40LLの特長は極めて優れた成形性です。当製品は、結晶セルロースのような高い成形性があります。また、SuperTab® 40LLの錠剤硬度は打錠圧に依存していますので、過剰な打錠圧でもキャッピングが発生する可能性が低いです。

SuperTab® 40LLの特性を検討するため、ミニタブレットのような高含量処方に対して、錠剤を作りました。ミニタブレットは含量が相対的に高いので、直打が難しいとされる極めて含量処方と言えます。特に、原末の流動性や成形性が悪い場合、充填・打錠が難しいです。処方には、モデル薬物アセトアミノフェンの含量が0~45%まで増やし、直径3mmのミニタブレットを直打で作製しました。

添加剤の直打できる薬物含量について、SuperTab® 40LLは、薬物含量が40%w/wまで増やしても、堅硬な錠剤が得られました。結晶セルロースベースのコプロセス添加剤と、SuperTab® 24ANとPharmacel® 102の物理的混合物は、直打できる最大の薬物含量がそれぞれ35%と30%で直打の限界に達しました。SuperTab® 40LLが直打法の適用範囲を拡大でき、それは優れた薬物担持力によるものと考えられます。

各添加剤の薬物担持力を確認するため、パウダフローテスターを用いて処方粉体の流動性指数(FFC)を測定しました。
SuperTab® 40LLは、薬物含量が30%でもFFCが16を示し、流動性が極めて良好であることが確認されました。SuperTab® 40LLは高い薬物担持力により、ミニタブレットのような極めて高含量処方でも、良好な流動性を与え、直打が容易に実現できます。

SuperTab® 40LLは滑沢剤に対する感度が低いです。ミニタブレットでは、スケールアップする時に、滑沢剤の混合過剰が起こりやすくなると考えられます。そのため、0.5%のステアリン酸マグネシウムを添加し、2分間または30分間で混合をすることによって、SuperTab® 40LLの滑沢剤に対する感度を評価しました。SuperTab® 40LLは、いずれの滑沢剤の混合時間でも、錠剤の引張強度が同じでした。結晶セルロースベースのコプロセス添加剤は、滑沢剤の混合時間が30分で、錠剤硬度が著しく下がりました。結晶セルロースベースのコプロセス添加剤に比べて、SuperTab® 40LLは滑沢剤の混合時間に対する感度が低く、錠剤の硬度が安定していることから、ミニタブレットのような極めて高含量処方でも、直打での量産化も容易にできます。